ネットショッピング詐欺は、オンラインでの買い物を装い、商品やサービスを提供せずに消費者からお金をだまし取る手口です。一般的なネットショッピング詐欺の手口をいくつか紹介します。

ネットショッピング詐欺の手口は、大きく分けて以下の2つがあります。

  • 偽サイトによる詐欺
  • 正規サイトを利用した詐欺

■偽サイトによる詐欺
偽サイトによる詐欺は、有名ショッピングサイトやブランドショップなどの正規サイトを模倣して、不正アクセスやなりすましによって作成された偽サイトです。
偽サイトでは、人気商品やブランド品を大幅な割引価格で販売するなど、ユーザーの興味を引くような誘導がされています。
ユーザーが偽サイトにアクセスして商品を購入すると、代金は詐欺グループに送金され、商品は届きません。
また、偽サイトに個人情報を入力してしまうと、詐欺グループに悪用される危険性もあります。

■正規サイトを利用した詐欺
正規サイトを利用した詐欺は、正規サイトの運営者やスタッフを装って、ユーザーに不正な取引をさせる手口です。
例えば、商品の購入代金や送料を過剰請求したり、商品を送付せずに代金を騙し取ったりといったケースがあります。
また、正規サイトの運営者やスタッフを装ったメールや電話で、個人情報を聞き出そうとするケースもあります。

■ネットショッピング詐欺に遭わないための対策
ネットショッピング詐欺に遭わないためには、以下の対策を心がけましょう。

  • 商品や価格を比較する
  • サイトのURLや連絡先をよく確認する
  • 個人情報やクレジットカード情報を入力する際は、安全なサイトであることを確認する
  • 不審なメールや電話には注意する

また、以下のサイトを参考に、最新の詐欺の手口や対策を知っておくことも大切です。

  • 国民生活センター
  • 警視庁サイバー犯罪対策課
  • 警察庁サイバーセキュリティ対策本部

■まとめ
ネットショッピング詐欺を防ぐには自身で確認できることが多数あります。
例えば:

  • 他のサイトと比べて価格が安すぎる(偽物か、もしくは商品が届かない可能性が大)
  • そのショッピングサイトのURLを確認する(大手ショッピングサイトや大手メーカー公式サイト、中小のショッピングサイトやメーカーサイトのURLは、ほぼ屋号やサイト名に準じたURLを使用しています。適当な文字列のURLや屋号やサイト名に関係ないURLを使用している場合は、まずはそのサイトを疑いましょう。経験上、トップレベルドメインが、co.jpやcomなど見慣れないドメインは特に気を付けましょう。例:https://〇〇〇.xyzなど)
  • AMAZONなどの大手ショッピングサイトでも格安商品は疑う(大手ショッピングサイトでも偽造品を販売してる場合があります。取り締まってはいるようですが、品数が多いためチェックが間に合っていません。余りにも販売価格が安い場合は、偽造品を疑いましょう。)
  • 販売元をチェックする(ネットショッピングサイトには法律で【特定商取引法に基づく表示】が義務付けけられています。お買い物をしようと思うサイトにそのページがあるか確認しましょう。もし、【特定商取引法に基づく表示】がなければ、そのサイトでお買い物するのはおススメしません。例えそのページがあっても、内容が陳腐な場合は同様です。
  • 【特定商取引法に基づく表示】と同様に店舗案内も要チェック(店舗案内がないサイトでは買い物しない。店舗案内があっても内容が薄っぺらかったり、虚偽があったりするのでよく調べるようにしましょう。例えば、連絡先がメールのみとかは問題外。電話番号と住所が異なっているとか。「例えば、住所は東京なのに、電話番号は06で始まる電話番号が記載されてる。」のも疑いましょう。
  • 小さなお店やメーカーなら商品やお店の思い入れを書いたページが必ずあります。しかりチェックしましょう。
  • 住所からGoogleMAPを使ってチェックする(店舗案内などに書かれている住所からGoogleマップやGoogleアースを使って実店舗や会社・倉庫があるか確認しましょう。)

せっかく気に入った商品が届かないとか、偽物だったと言うのはとてもショックです。ネットショッピングの場合、自分でも予防することはできますので、初めて購入するサイトは特に時間をかけてチェックしてください。

詐欺サイトを見つけたら、一般社団法人セーファーインターネット協会へ連絡しましょう。

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