実務は、いつも途中だ。
完成形を前提にすると、判断は鈍る。
なぜなら、正解を探し始めるから。
正解を探すほど、動けなくなる
設計段階では、理屈は整っている。
数字も、構造も、論理も通っている。
それでも現場では迷う。
理由は単純。
「どれが正しいか」を選ぼうとしているから。
実務に必要なのは、正解ではない。
今この状況で、どこに判断を置くかだ。
判断の置き場所を決めているか
多くの現場で曖昧なのはここ。
- 最終判断は誰が持つのか
- どの数値を優先するのか
- どの違和感を無視しないのか
これが決まっていないと、議論は長引く。
正しい意見が増えるほど、前に進まない。
設計は構造、判断は重心
設計は構造をつくる。
判断は重心を決める。
重心が曖昧だと、組織は揺れる。
誰も間違っていないのに、方向だけが定まらない。
これは能力の問題ではない。
判断の重心を設計していないだけ。
迷いは悪ではない
迷うこと自体は自然。
問題は、迷いの基準が共有されていないこと。
- スピードを優先するのか
- 精度を優先するのか
- 再現性を優先するのか
優先軸が明示されていれば、迷いは短くなる。
基準が曖昧だと、迷いは感情論に変わる。
実務は常に未完成
Webも、組織も、仕組みも、生きている。
だから揺れる。
揺れる前提で、判断の位置を決めておく。
それが設計の仕事。
まとめ
正解を探すな。
判断を置く位置を設計せよ。
構造だけでは回らない。
重心まで決めて、初めて実務は動き出す。