インターネット詐欺の手口として、イエメンなど紛争国で活動する実在しない医師、軍人、国連職員等になりすまし、Facebook、Twitter、Instagram等のSNS、LINE等のメッセージアプリを通じて親密になった後に、荷物の輸送費・日本への渡航費・契約解除金等様々な名目で高額の送金を求める詐欺の手口を紹介します。

イエメン情勢を利用した国際詐欺は、詐欺師がイエメンの困難な状況や人道的危機を悪用して、人々からお金をだまし取る手口です。

  • 出会い系アプリやSNS(インスタグラムやFacebook等)
  • すぐにLINEへ誘導
  • 身分は、軍医・軍人・国連職員など
  • 現地や本人と語る画像を送ってくる。(詐欺犯は、無関係の他人の写真をプロフィール写真に使用しています)
  • バツイチやシングルファザー、シングルマザーをアピールしてくる
  • 偽造された写真付き身分証を送ってくる
  • 相手の人格を大げさに褒め称えたり、愛している、結婚しようなどとアプローチが早い(異性の場合)
  • 自身の境遇や現地の悲惨な状況から情に訴えてきて、同情を誘う。
  • 相手からの要求に応じなかったり、連絡を無視したりしていると、こちらに罪悪感を抱かせたり、脅迫するような内容に移行していくことも
  • 最終的な目的は、荷物の輸送費の立て替え・日本への渡航費・契約解除金等様々な名目で高額の送金を求められる

もし、ご自身がこのような詐欺のターゲットになっている、もしくは詐欺の被害に遭ってしまったのではないかと不安に思った場合は、以下のような対処を心がけてください。

  • 相手との接触を断つ(LINEならブロックやブロック削除)
  • 1人で悩まず、周囲の人に相談したり、インターネットで同様な手口がないかしっかり調べる
  • 消費者ホットライン「188」に電話して、消費生活センターや消費生活相談窓口等に相談する
  • 警察に連絡、相談する
  • 在イエメン日本国大使館に連絡、相談する(メールアドレス:ryoji.yemen@sa.mofa.go.jp

米軍関係者や国連職員が一般の方に近づき、料金の支払いや費用の立て替えを要求することは一切ありません。

在イエメン日本国大使館が同様の警告を出しています。

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